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2011年10月24日

ハマスタを貶すなら日没を待て 〜日没サスペンデッドにつき再試合〜

続けてもう少し書く。

○京急+ミツウロコ等横浜系企業連合に勝ち目はあったのか?

多分、万に一つの勝ち目も無かったかと。先般より私は「NPB=秘密クラブ」説を唱えておりますが、球団売却およびその承認にはその性質が諸に出ます。まあ、どのような場であれ、既存プレイヤーに対する事前の根回しは大変に重要であり、その中から自らの後ろ盾になってくれそうな奴を見つけておくというのは非常に重要です。今回いろいろあったとはいえ、ある程度DeNAとTBSおよびオーナー会議も絡めて交渉の道筋が立った後での挙手というのは、どう見積もっても不利なんですよね。去年も結局話は流れたとはいえ、ノジマが参入しようとして素気無くされたのも記憶に新しいところ。

また、企業連合すなわちJVという形で参入する場合、球団会社をどのように構成するつもりなのかが一社のみによる単独保有の場合以上に問題になるんじゃないでしょうか。まあ、合弁会社として各企業からの出向社員・役員だらけで構成することもできますが、出資比率や株主構成の変更にもいちいちうるさく言ってくるNPBの監視の下、続けて行くのは容易ではないはずです。そこをもう球団企業単体でも足腰強くやって行ける経営を目指してみたいな絵図をハッタリ半分でもいいので描けていたならあるいはですが、まあ、無理筋だなと。

○無料招待席くらい、どこにでもある話じゃんね?

地域密着のためにと打った施策が時代背景の変遷によって実態にそぐわなくなる事例というのは良くある話で、これなんかもそうなんだよねと言ってしまえばそれまでなんですが。

http://blog.livedoor.jp/tbi38/archives/4436036.html
変革!! Baystars blog : 知ってほしい。ハマスタが抱える事実

横浜スタジアムは、横浜公園が国有地であること、且つ都市公園法によりプロ野球専用の球場を建設することが出来ないことから、第3セクターとして設立された㈱横浜スタジアムが球場建設後に横浜市に無料で寄付したという経緯があります。
この寄付に対する見返りとして横浜市は、『公園施設の寄付に関する契約』をスタジアム側と締結。株式会社は球場施設のプロ野球興行開催の優先的使用の許可にはじまり、売店経営・広告物掲出・放映権等あらゆる権利を『45年』間に亘って握り続けているのです。
他方、㈱横浜スタジアムは球場建設費充当のため1口250万円の株を、『45年』間プロ野球公式戦バックネット裏特別席の無料優先権を付与する形で販売。すると20億円の資金が集まったそうです。
単純計算すると無料席は800席存在、過去の記事では設立後の増資分を含めると1200席あるとも言われます。
文春が言うところの『永久シート』を含め、広告・物販収入が入らない本拠地使用球団が収入源の頼みの綱の入場料のうち、1000席以上をゼロで計算しなければならないというのは球団経営を逼迫させる要因にしかなりません。

たかだか1000席程度をタダ席扱いしなければいかんのがそんなに大事なら、収容人員4万人のビッグスワンの優に半分以上をタダ券で集めたとすらうたわれるアルビレックス新潟の立場は一体どうなるんでしょう。しかも当時は指定管理者指名もまだない「間借り」状態で条件は同じだったはずですし。

だいたい、今の横浜スタジアムの空席って1000席どころの話じゃないじゃん。

○というか

この横浜スタジアム建設時の施策をまるで悪代官のタクラミのような扱いで報じられるってつまり、地域のためによかれと思って行う取引がいつ爆弾として扱われるか分からない、って言ってるようなものなわけで。これじゃ地域密着なんておっそろしくて口にできないって話じゃないかなあ。この程度の融通の話、ホントに他球場にはないの?何がそんなに悪い話なの?これ。コレ読んで皆さん「けしからん!」ってお怒りなんですか?どこがよろしくないんでしょうか。

そしてこれは何度でも言いますが、そんっなに球場会社がおいしいところ握ってるなら尚の事ここの株買って支配権を握りましょうよって話にしかならないと思うんですけど。同業者さんなんだから話もしやすいでしょう、フジさんとテレ朝さんがそれぞれ持ってる5.74%を買い取るところから始めてみたっていいんじゃないでしょうか。ねえ?

○もう椅子取りゲームは終わった

横浜を出てだいたいどこへ行くのか、アテを考えて言ってらっしゃるのか不思議な方が大勢ですが、楽天参入時に「最後の椅子」として取り上げられたのが仙台なのであって、あとはもう、NPBの本拠地としてキャパが保てるかどうか疑わしい場所ばかりですよ。

NPB、そしてMLBでも同じような傾向なんですが、プロ野球球団本拠地として選ばれているのはどこもだいたい「100万人以上」の都市・都市圏ばかりなんです。そのくらいの規模が無いと、平日三連戦の興行も含めた観客動員で安定した数字を見込めない。そして球場への安定したアクセスを確保するための交通網を整備できる余力が保てない。1,2週に一度のホームゲーム開催で済むサッカーの試合とは要求される都市機能レベルが根本的に異なるんです。これを日本で供給できる都市圏って、札仙広福レベルがギリギリ。それ以下は形の上では100万人居るけれども、といったようなところばかり。

それでなくても新潟は独立リーグ球団であるアルビレックスBCとの兼ね合いもあるし、指定管理者はアルビレックス新潟・都市緑化センターグループが持ってるし(これぞ地元球団と財団法人とのJVですよ)、ここに食い込むのもこれはこれで大変ですよ。まあ、金に物言わせてぶんどるって方法もあるかもしれませんけど、横浜スタジアムとこっちと、どちらが安いかな、という話で。静岡だって、草薙球場にプロ野球を入れるにはさらに改修が必要でその費用負担は球団にお願いする必要がっていう話ですし。ま、どこも一筋縄じゃ行きませんよ。

○あたしとあのこの、どっちをとるの?(何

結論としては、「地元密着か球団存続か」を仮に二者択一で決めなければいけないときに、後者を選ぶ声が多くの場合圧倒的に多数であるということがNPBの限界であり、そこに正面から向かい合おうとせずにただのアリバイ作りとして前者を振りかざすその姿勢って、どういうことよと。

その地元からとってみれば、(曲がりなりにも)愛してきたクラブがそこから居なくなろうかというのに、外野はそれを黙って受け入れろと迫る。その図が如何に暴力的なものなのかは、実際にこれを受ける立場にならないと分からないものかもしれません。その他大勢にとってはNPBの試合は「TVを通して」観るものでしかなく、それが何処で行われているかは知ったことじゃないわけなのです。

2011年10月23日

ハマスタを貶すなら日没を待て

この問題って、結局TBSがどこまで腰据えてNPBにコミットしているのかを測るだけの意味しかなくて、ナベツネといっしょになってハマスタに向かって「きたないなさすが」とか言って拳振り上げて喜んでるような輩は一度我に帰ってそのおめでたさを心配した方がいいと思います。さもないとどこぞの球団社長みたいなことになりますよ。あ、中日ドラゴンズさんリーグ優勝おめでとうございます。

たとえば楽天が仙台入りするにあたっての宮城球場改修や広島の新球場建設に何十億が投下されたように、日常的な運営にかかるコストとは別にTBSがスタジアムおよびその周辺・地元に対して投資を行ったという話は寡聞にして全く聞いていませんし。もしそういう実績が本当はあるならそれを交渉材料にすればいいし、それがないなら尚の事、市やハマスタに対してお金も出さずに言うことだけ聞かせようというなら、どんだけ虫のいい話ですか?というだけのことでしょう。得るもの欲しけりゃコストも払えと。

http://blog.livedoor.jp/yuill/archives/51620215.html
バックスクリーンの下で ~For All of Baseball Supporters~ : さらば、横浜

http://blog.livedoor.jp/tbi38/archives/4436036.html
変革!! Baystars blog : 知ってほしい。ハマスタが抱える事実

この手の「ハマスタぼったくり」論に簡単に乗っかる人たちって、横浜スタジアム以外の球場がどのような運用になってるのか調べようともしないのかほんとに不思議なくらいですね。そんなにハマスタを好きなようにしたいなら、なぜ「株式会社横浜スタジアム」を買おうとしないんでしょう。

http://www.uforeader.com/v1/se/E04682_0070FR47_8_51.html
株式会社 横浜スタジアム - 大株主の状況 (娯楽業) - 有価証券報告書を閲覧・検索するなら有報リーダー

「ハマスタをボールパーク化する」ために球場会社(=株式会社横浜スタジアム)と球団会社(=株式会社横浜ベイスターズおよびTBS)が手を取り合いましょう、って話で、ディールとしては普通に事業提携か、それで足りないなら企業買収して同一グループ化しましょう、って話の進め方すればいいはずなのに、なぜそういう話にならないのかさっぱり理解できない。「(NPB球団は)球場施設の管理・運営権の受託を目指している。」と言うなら、既にその権利を持ってる会社を買えばいいじゃんと。現にオリックスは株式会社大阪シティドームに対してそれをやっている。(経営再建中という有利な状況があったからとはいえ)

http://ja.wikipedia.org/wiki/大阪シティドーム
大阪シティドーム - Wikipedia

http://ja.wikinews.org/wiki/大阪ドーム、オリックスが買収へ
大阪ドーム、オリックスが買収へ - ウィキニュース

もちろん一口に株式会社と言っても、それぞれの社の事情や設立経緯などいろいろあり、買収するにもすんなり行かないことだってあります。が、ダメならダメでそこを取り上げばいい話。そこでやっと「ハマスタがこっちの交渉に乗ってくれない」という話をすればいい訳です。やれ市とスタジアムの癒着だとか黒い噂だとかいう話にしたいなら、そういう交渉を吹っかけてきっちりと状況を整えてから思いきりやればよろしい。

いずれにしろ、どのような交渉が球場会社と球団会社の間にあったのか知りませんが、ここまでのTBSの球団経営へのコミットのしかたを振り返るに、球団存続のための最低限のことくらいしかしてないんじゃないかあんたたち?という疑念しか浮かばない訳でして。

http://www.uforeader.com/v1/se/E04682_S00087UM_14_24.html
株式会社 横浜スタジアム - 事業の種類別セグメント情報 (娯楽業) - 有価証券報告書を閲覧・検索するなら有報リーダー

ざっと眺められる限りにおいてのデータですが、どこも概ね年間10億前後の球場使用料を支払っているというデータが出てきます。中日や巨人、ソフトバンクなどにおいては数十億単位とも。一方で横浜スタジアムは7.8億(2010年度)。この額が妥当かどうか。さらに広告収入等球団分配金は約2.8億(同)。これらの収支が他の球団・球場のケースと比べてどうなのか。こういった一つ一つの数字を基準にしないと、できる話もできなくなってしまいます。それと、「間借り」が悪いならヤクルトだって同じ事例になるわけですが、こっちには問題がないのかどうなのか。そこを踏まえずに横浜だけ取り上げてどうこう言ってしまうあたりに、おめでたさばかりがつのります。

球団経営がそうであるように、球場経営だってタダじゃできない。人的にも金銭的にも必要なリソースがあり、それらを負担して初めてその取り分を主張できるわけです。現状球場会社がそれらを全て負担しているおかげで他より安めの球場使用料で済んでいるというだけのことだったりはしませんか?もし広告・物販収入の配分を変えて球団会社にもより多く取り分が行くようにする代わりに、人を出してくれとか、あれやこれややってくれ、みたいな話になったときに、球団およびTBSにそれに対応するだけの態勢やコスト余力あるんですか?大丈夫ですか?カネもヒトも出さない、けど利益は寄越せ、という交渉だとしたらあまりにあんまりではないですかね。

その上で、横浜に残って続ける場合の収支と、外に出て行って球場を自前でゼロから作る、あるいは既存のところに入るといった場合とそれぞれ比較し、最適なオプションを選択すればいいだけのことでしょう。それで儲かる、そういうアテがある、っていうなら幾らでもどうぞと思います。しかしどうでもいいところで「ハマスタはがめつい」と騒ぎに騒いで煽りに煽って、勢い良く飛び出そうたってどこに行こうというんでしょう。大方行った先で変な業者にうんこつかまされるか、もっとがめつい業者にシリの毛まで抜かされる事態になるかのどっちかでは。まあ、シリの毛抜かれるのが気持ちいいって人もいるかもしれないなあ。

ちなみに、TBSがベイスターズを横浜から出すなと主張する根拠が「TBSがハマスタの株主だから」と真剣に言ってる奴が居てコーヒー吹きました。おめでたさもここまで来るといよいよ盆と暮れの区別すら付かなそうな。ていうか、そんな関係性がTBSと球場会社の間にあるのなら、TBSからハマスタに「もっとベイスターズのために働けよゴラ」ってプレッシャーをかければそれだけで済む話になっちゃうと思います。大丈夫なんでしょうか。

http://blog.livedoor.jp/nanjhogei/archives/5148672.html
"当確"でございます!! : 横浜スタジアム社長が激怒!!!

2011年1月31日

あけましてアジア杯

気づいたら1月も終わりかけなんですがとりあえず1月のうち何もなしってのもどーよ何か書いとけって気がしたので。てかやっちまったよアジアカップ。

なんか2011年が始まったと思ったら不意打ちくらいになだれこんだアジアカップだったのでまとまった感慨とかになってませんがまあ何と言うかやっちまったよおい。

http://www.nhk.or.jp/sports/asiancup/
NHK AFCアジアカップ2011

アンコール放送がBS1でやるらしいんですので復習のために覚えときましょうね奥様。

2010年10月20日

NPB=Nippon Promotional Baseball

第一報を聞いての感想は、まあ、やっぱりか、だった。

http://www.asahi.com/business/update/0930/TKY201009300525.html
asahi.com(朝日新聞社):横浜ベイスターズ売却を打診 TBS、住生活G軸に - ビジネス・経済

TBSが親会社になった経緯も考えれば遠くないうちに彼らが手を引きたがっても全く不思議はなかったわけだし、それを上回るスピードでテレビ・新聞業界の業績悪化が伝えられる昨今の情勢ではおそらくこの展開はどう頑張っても不可避だったろう。さてしかし、問題はその先だ。

この半月ちょっとほど眺めている限りで、この潮田会長が積極的に野球への思い入れを語ったらしいコメントというのがほとんどと言っていい程伝わって来ない。

http://www.sanspo.com/baseball/news/101013/bse1010130504000-n1.htm
【潮田会長に聞く】「大洋ファンだった」 - 野球 - SANSPO.COM

--会長の個人的なベイスターズの印象は

 「ビジネスに私情を持ち込むべきではないが、個人的には子供のころから大洋ファンだった。秋山(登)選手らいい選手がたくさんいたいい印象を、今のベイスターズにも持っている」

正味このくらい。よりにもよってそこかよ98年は無視かよというのはまず呆然だし、この潮田会長の年齢と秋山登の活躍時期を重ね合わせると、せいぜい小学校高学年くらいとか、その時代のほんの一部分しか語っていないにすぎない。かつて近鉄球団消滅の大騒動でライブドア・堀江、楽天・三木谷両氏を巻き込んでの買収競争を踏まえて眺めれば、何とも冷めきったものだ。

(ほんとは阪神タイガース株式を公開化しようとしてこれまた物議を醸した村上ファンドのことも思い出すんだけど、あの頃の村上氏のコメントや姿勢やらを覚えてないのよね。)

この2004年前後当時、あれだけ騒がれた球界再編問題も今や全く何も言われなくなってしまった。その一方でNPBは「地域密着」をうたうようになった。スワローズは「東京ヤクルト」、ライオンズは「埼玉西武」となり、チーム名に地域名を冠して地元に良い顔をするようになった。その十何年も先を行っていたはずの横浜ベイスターズはしかし、そこから後退しようとしている。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20101013-689663.html
チーム名「リクシル」示唆、10月中合意へ - 野球ニュース : nikkansports.com

今回のことはつまり、NPBが地元に向けて「地域密着」を語りかけるその顔は全くの嘘、作り物ですよと宣言したに等しい。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20101003-686089.html
横浜買収ノジマ名乗り、地元残留訴える - 野球ニュース : nikkansports.com

本当に「地域密着」を謳い文句にしたいなら、ノジマの挙手は渡りに船のはずだ。住生活グループがどれだけ良い条件で受けようとしているのか知らないが、せめて等しく交渉のテーブルに着かせて対話をとるべきではないのか。

しかし私はこの話の当初からNPBはそうしないだろうと思っていたし、実際そうなりつつある。そして住生活潮田会長は横浜から出て行く可能性を全く隠そうとしない。そこに疑義が挟まるのは自然な成り行きであろう。

http://www.asahi.com/sports/update/1014/TKY201010140401.html
asahi.com(朝日新聞社):横浜買収「宣伝できればいいのか」 住生活を知事批判 - スポーツ

松沢知事のこの指摘は確かに的外れであったかもしれない。NPBは何はなくともまずは「宣伝第一」なのだ。しかし、彼らがそこに「地域密着」の仮面を被って振る舞い、地元にファンに良い顔をしようとしたのは紛れも無い事実だ。その精神からすれば今回のように何とか残ってくれないかという地元の声や努力も聞き流し見え見えの出来レースを誰憚ること無く繰り広げて涼しい顔をするなど、到底できないはずだ。

知事にはそのつもりはおそらくなかっただろうが、この指摘はNPBに対して「地域と企業のどっちを取るのか」と踏み絵を迫った構図になり、NPBは彼ら自身何を今更当然知ってんだろあんたらくらいのつもりで返したんだろうが、「企業様が第一でござい」とにべもない体を成したと。何のことは無い、集約すればそこだ。

http://www.sanspo.com/baseball/news/101015/bse1010150504001-n1.htm
横浜・若林オーナー異論「知事の勘違いでは」 - 野球 - SANSPO.COM

このTBS・若林現横浜オーナーからしてこのシッポの振りよう(そこで経営難に喘ぐヴェルディ—でも何とかスポンサーも見つかってよかったね!—を引き合いに出してるのはそういう意図なんだろうか(苦笑))なのだから、松沢知事としては取りつく島も無い。おそらく、オーナー会議では身売りの条件から売却後の運営方針移転の有無など、だいたいの想定されるシナリオ大枠が出来上がって合意が取れているのであろう。細部が煮詰まり次第、涼しい顔で記者会見がセッティングされるものと思われる。

ちゃんちゃらおかしいけどね。

この「身売り劇」...まさに「劇」、球団売却における全てのプロセスはおそらく明かされないまま、まさに「密室談合(笑)」で筋書きに沿って決まって行くことだろう。何故住生活だったのか、何故ノジマはダメなのか、多くの何故を闇に葬り、何食わぬ顔で来季を迎えようとすることだろう。しかしてその姿は、身内だけに媚び、ファンの興味は引かず、地元も顧みない、ただの秘密クラブである。ようこそ桃色クラブへとか看板でも出したらいい。きゃーミッチー。

いいんですよ別に、NPBが企業第一でも。でもそれだったら、そのように言って振る舞ってくれた方がすっきりするし、やりやすいってもんですよ。中途半端にJリーグのマネして「こんな風にしてりゃ地元やファンは満足なんだろ」なんて馬鹿にするのもいい加減にしろと言っている。松沢知事の指摘が「うっとうしい」ってそりゃ、そうなるようにNPB(とベイスターズ、てかマルハ?)が詐欺にかけたんだから。当然でしょ。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20101018-691597.html
「宣伝目的」発言に不快感 住生活会長 - 野球ニュース : nikkansports.com

願わくば、このような唾棄すべき茶番劇に、泉田さんや篠田さんがのこのこ首をつっこんだりすることなどなきよう。もうね。フランチャイズなんて奴らNPBにとってはただの寄生先ってことなんだから。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20101001049.html
乗り気な新潟知事 横浜 準本拠地化なら「歓迎したい」(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/101002/bbl1010022119021-n1.htm
【プロ野球】新潟市長「誠意見せたい」 横浜の試合誘致に - MSN産経ニュース

2010年9月 9日

ザッケローニ体制始動に際してものすご軽く雑感など

それはそうと(どれよ、俺たちの永田さんが代表初キャップとなったグアテマラ戦とその前のパラグアイ戦。出てきた課題以上に期待が膨らむ試合が見られたと言うのは素晴らしいことなんじゃないでしょうか。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/2010/text/201009080001-spnavi.html
スポーツナビ | サッカー|日本代表|原博実からザッケローニへ(1/2)

本来ならば録画をじっくり見返しながら...といきたいところなんですが、両試合とも録画し忘れてしょぼーん(´・ω・`)なのでござる。

それでもパラグアイ戦得点シーンに代表される香川のトラップとその動きにはしびれた。相手に背中を預け気味に受けたボールを斜めにはたく...というよりわずかに触れるくらいにして斜め前方ゴールに向かうスペースに出し、DFをかわしながら自分をそこへ走り込んでシュートへ、という動き。「3秒後の自分へのパス」って感じがしてすごくよかった。はずかしながらセレッソでのプレーは全然見てなくて、今更こんな感銘受けてるなんて遅すぎだろ俺、とも思いつつ、すごくワクワクさせていただいた。

一方で、前線各自ないし前線からバックラインまでの間のそれぞれの連動性がほとんど無く、ここをどのように解決していくか課題を明確にしてみせた訳で、まさに岡田→(原)→ザッケローニという公開引き継ぎマッチとして十二分の成果を得られたのではないかと思う。

とりわけ本田はゴールへの執着が強くなり過ぎ、周りを見るよりも先にシュートを打ってしまう局面ばかりが目につくようになってしまって(これは本田だけでないけれども、グアテマラ戦は特に)、どう意識を持って行くかが今後の鍵になりそうな気が強くした。移籍を強く意識しながらも決まらなかったあたりの経緯とか、CSKAでも自分が点が取れないことにもがきすぎてプレーが袋小路になってるらしい(見てないので伝聞ですごめん)ところとか、どっかで打開したいところですよね、と。

あとは永田さんだな!

フジテレビは一体日本のサッカーをどうしたいんだろう。

フジテレビは一体日本のサッカーをどうしたいんだろう。

いやもう、彼らが何も考えてないか良からぬことしか考えてないのはちょっと見ればすぐに分かることなんだが、それにしてもひどくないか。特に最近なんかもう。ねえ。W杯パラグアイ戦の放映権みすみす獲り逃がしたことへの逆恨みなのか知らないが。

月曜『すぽると!』でやっていたアーセン・ベンゲルへの突撃取材・インタビュー。その趣旨は南アフリカでの日本代表の総括的な話から今後へ向けた提言といった風情のものであった。その中でザッケローニ就任が決まったばかりの新監督選びについても言及、決定に至るまでのプロセスを未だにひきずって「混迷した〜」「次の展望が見えない〜」といったネガティブワーズをふんだんにまぶしたその仕立て上げにまず軽く絶句した。そして肝心の中身ではベンゲルの言を借りて就任間もないザッケローニごとばっさばっさと斬らせるといった作り。まともな神経を持っていれば、決まったばかりでいざこれから、という人間に向けていきなり冷水を浴びせるという行為がどれだけおかしなことか、すぐに分かろうはずなものだが、彼らにはそれを理解する脳味噌が全くないらしい。

ベンゲルの言によれば、「(残念ながら)日本に喜んで来ようと言う外国人監督など居ない」、だから日本人の監督がやるべきだという論。なるほど、それは一理あるかもしれない。だがしかし、なぜ日本に来たがらないのか、その理由の検証はせねばなるまい。そうでなくとも、イングランド、スイス、トルコ、ロシア、パラグアイ、チリ、などなど近隣だとしてもヨーロッパ・南米でも外国人が代表監督をやっている例はいくらでもあるのに、それらと日本の何が違うのか。もし日本のサッカーレベルが低い、つまらないからだ、などと言うのであればそちらを改善していくのが筋ではないか。

いやいやそれは早計かもしれない、ベンゲルはその発言に続けて代表監督という「国を代表する重み」を挙げて「代表監督はその国の文化や風土をよく知る必要がある」といったことを述べていた。日本という国を特異な存在として考えており、その障壁を大きく評価しての発言なのかもしれない。だがもしそうなら、ヨーロッパにとってのアジア・アフリカは程度の差こそあれ障壁のある国ばかりであるし、そうした国々が自国のサッカー水準を引き上げるために国外の指導者を招聘することを皆あきらめよと言っているようなものではないか。それがどれだけ理不尽なことか、ちょっと考える必要も無く分かることではないか。

そして同番組内でもさんざん言っていた「守備はできた、あとは攻撃」的な考え方が如何に軽いか、へっぽこサッカー戦術読みの俺ですら分かる。一口に言うその「守備はできた」がどうできたのか、ゴール前で4-4の2列をきっちり作って守る、で何とか南アフリカ大会は行けたけども、それだけできれば守備は問題ないかってんなわけないでしょ。前線でのプレスやチェイシング、ラインの上げ下げ、などなど。それに今回とりわけCBは中澤と闘莉王の二枚看板による半ば属人的な守備体制によって何とかしのいだという部分が大きく、次の大会にはこの2枚がそのまま行ける公算はほぼ無いわけで、これで「守備はできた」って、お前は何を言っているんだ(AAryレベルでしかないのだが。それに、枚数掛けて守備すれば(勝てるかどうかはともかく)ある程度守れるのは常識であって、そこからボールを奪って攻めるぞというのに低いところからのカウンターでは攻撃方法が限られるのもこれまた自然なこと。

さらに言おう。日本代表「よく走る」論。今大会数字になってはっきりと現れ、見やすい指標でもあったこともあり、諸外国のジャーナリストが口々に評したその言葉にマスコミもサポーターもいい気分になった。そりゃ、褒められりゃ皆うれしいよ、てか俺もすごいと思うし。しかしオシムに言わせれば「もっと走れる」とも言う。いつの間にか走り疲れてここぞという時間帯にゴール前に詰められないことだって多いのに、という痛烈かつ注視すべき指摘である。

日本代表は日本人の監督で、などと自家撞着に陥ってしまったらこうした自分たちに耳の痛い指摘や批判は「分かっていても」届きにくい。外国人だからこそよく見えることだってあるのだ。そうしたメリット・デメリットを一つずつ取捨選択して粛々と判断すべきことなのに、何故そんなに『すぽると!』は「日本人監督がいい」とほいほいぶち上げることができるのだろう。全くもって理解に苦しむ。

そんなに言うならよっぽど日本のサッカー、端的にはJリーグをしっかり見て分析をしこれはという選手や監督をピックアップするのかといえばそんなことはない、ナビスコよりも海外の試合に多く時間を割いて放送するという平常運転ぶり(ナビスコ:4分/4試合、内川崎v鹿島が2:00。一方スペインvアルゼンチン2:32、ドイツvアゼルバイジャン0:48)。まあ、もはや『すぽると!』の、というよりCXでのサッカーの扱いってそういうもんだよな。

とりあえずはっきりしたのはベンゲルには日本代表はおろかどこの国の代表監督をやるつもりもないし、その覚悟もない、ってことなんだけどね。てか亡霊のように現れては消えるベンゲル待望論の謎っぷりったら何なんだ。そして裏返して言えば「日本のことは分からないし、分かるつもりもない」とベンゲル自身告白したに等しいのに、「これだけ日本のことを良く見ているんだからベンゲルに代表監督やってもらおうよ」なんて言って爆笑しながらこのインタビューを締めようとした三宅アナ。...もうどうにでもな〜れ(AAry

2010年7月 1日

どうして分かってないことに嬉々として突進して行って即座に地雷踏み抜く奴が後を絶たないんだろう。

まあこの御仁がそういう人間だってのは始めからわかってた上でですけどね。

http://diamond.jp/articles/-/8609
ワールドカップ敗退で歓喜している国に、 ベスト4など永遠に無理な話だ|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン

いのちはだいじに。

2010年6月27日

フジテレビはこの件を猛烈に反省すべきじゃないかな(セルジオ風に)

フ・ジ・SUCKS!! フ・ジ・SUCKS!! まだまだ逝けるぞフ(違

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100626-645894.html
痛恨フジ社長...パラグアイ戦放送権放棄 - 芸能ニュース : nikkansports.com

日本の決勝トーナメント進出の裏では、まあ馬鹿げた話が繰り広げられていた。というか、最近のフジのしょうもなさっぷりからしたらさもありなんではある。

最近のフジはライト層、あまりサッカーにくわしくない視聴者をターゲットにして番組作りをしている風が見えていて、ちょっとどうかなという感がずっとしていた。すぽると!はサッカーの内容よりも有名選手にフォーカスした作りになってるのがまあ言ってみれば顕著な例。そして例の「V」のカナ表記問題である。

http://blog.foursics.jp/hironobu/2007/11/faq.html
ふぁっきゅーと書いてFAQと読む - foursics blog

http://blog.foursics.jp/hironobu/2007/09/black-cx-monday.html
相変わらずなFOOTBALL CX - foursics blog

http://blog.foursics.jp/hironobu/2007/04/its-just-a-cow.html
今週のあんた牛? - foursics blog

自分たち=制作スタッフの思い込みや独りよがりだけで番組を作り、何も知らない視聴者に「分かりやすくして」見せてやろう的な、と言ってしまうと意地が悪いが、まあ、言ってみればそういうつくりである。(こうした姿勢はCXだけじゃないんだけど、「すぽると!」は特にその傾向が強いと思っている)

今回、フジテレビはW杯中継の抽選にあたり、グループリーグでの日本戦の中継が不可能になった時点で二者択一の選択を自らに迫ったに違いない。すなわち、日本の決勝トーナメントの可能性に賭けるか、もしくは上述のようなライト層重視をうけついだアプローチをW杯でもやるのか。

で、選んだ結果がこれである。

まあもちろん、開幕前は死のグループと呼び声の高かったグループGが第2節にしてあっけない展開を見せてしまったのは意外だし、それを後からどうこう言うことはできない。しかし、せっかく選んだポルトガル-ブラジルがお互いほとんど勝ち抜けが決まった状態での対戦となったことで史上まれに見る凡戦となったことは実に皮肉である。

さらに言えば強豪国がグループリーグでなかなか調子を上げてこないことは充分想定できることであって、初戦でスイス相手に蹴っつまずくスペインとか(これはこれで中継の価値がある一戦となったが)、本当にあなた方が観たかったのはこれなの?と意地悪なことを言ってみたりなんかしちゃったりなんかして。

唯一残る決勝トーナメントの中継カードは、おそらくイングランド一抜けを期待してだったのであろうのが、これも目論見がはずれてアメリカ-ガーナ(これはこれで面白いと思うけどね)。しかもそのイングランドは裏のカードに行ってそこでドイツとの対決、こちらもTBSに持って行かれると言う徹底的なツキの無さである。

悪いときには、あらゆる判断がとことん裏目裏目に出ると言うだけのことかもしれない。しかし、だ。ライト層重視でサッカーの中身はおざなりにしていって、サッカー自体を楽しみにしている本来の視聴者層が何を望んでいるかを理解できなくなってしまい、肝心な場所で見る目を曇らせ、判断を誤るという事態になってしまったのではないかと、私にはそう感じられてならない。

見るべきものを見ず、上っ面だけでにぎやかそうとするから、選手やチーム名をきちんと調べようとしないどころかどうでもいいやくらいの勢いでやってるし、W杯のどこが見所で、どこに注目すべきで、サッカーファンとしてはもちろん、視聴率=フジ自身の利益(←ここ大事)という意味でも重要な対戦カードはどこか、という見分けが付かなくなっている。私は、フジテレビ・スポーツ局内のサッカー班(正確な部局名は知らないが)はそうした真剣に憂慮すべき状態に落ち込んでいるのだと思っている。その中でフジ青嶋アナの実況は民放地上波の中では数少ない好みの実況だったんだけど、こんなブログで「ヴィジャ」とか書いててあーあとなってしまったのは残念だった。というか、これ以外のフジのサイト内ページでは大抵「ビジャ」って書いててあれれれなんですけどね(苦笑)。

とにかくまあ元記事では担当者の処分とか、穏やかじゃない話にまで展開されてますけど、そこまで行かずとも、CXスポーツ局はこの事態を真剣に猛省すべきだと思いますよ。このカード、もしかしたらイタリアが来た可能性だってありえたのに、それすら逃してたってことだもん、ねえ(苦笑)。

2010年6月26日

今更ながら#okada_sorry

http://www.fifa.com/Live/Competitions/worldcup/matchday=14/day=1/match=300061474/
FIFA.com - Denmark-Japan - The matches of 2010 FIFA World Cup South Africa

大会前の混迷振りに、今回全く期待していなかった。というか、この出来で勝てるとは思えず、この出来でうっかり勝つなんてことが起こったら、何も知らない人達が観て「なぁんだW杯、世界ってたいしたことないじゃん」的に甘く見てしまうというか、そんな状況が起こったら嫌だな、なんてことをうだうだと考えてもいた。あげくの果てには監督交代論とか。そこまでやっちゃうともうチームが丸ごと瓦解してしまう、そこまでやってしまったらもう本当に望みがないなと思っていたけど、そのくらいのどん底を感じさせてくれてもおりましたが。

...取り越し苦労でしたね!

監督が変わってチーム作りをやり直すときは、守備組織から組み立てるという話をよく聞くけど、その守備のやりかたを組み直してきたところはほとんど監督交代と同じような効果だったと言ってもいいかもしれない。

それ以上に、守備重視の戦術即ちつまらないとか、めざすべきでないとか、そういう言葉を行動で粉砕した戦いぶりだったと思う。守備戦術がつまらないのではなくて、その戦術で何を目指すのかがはっきりしないサッカーがつまらない、ということがはっきり示されたと思う。パスがどんどんつながったって、それがゴールを目指さない、自己目的化したパスはサッカーは相手からしても恐くない。

何よりまず、ゴールに向かうこと。点を取ろうとすること。勇気をもつこと。オシムさんも言ってた。この意識が大切。デンマーク戦3点目も、本田が行くぞ、行くぞ、って姿勢でゴールに迫って行ったからGKもそっちに釣られて飛びついて、で岡崎に渡ったボールに対応できなくさせた。やはりゴールを狙うのだ、という意識がなによりも大切なのだなと。深く納得した次第。

ともあれ、決勝トーナメントにも楽しみが続くこの幸せに感謝しつつ、そして次の戦いに向けて気を引き締めつつ、岡ちゃんの居る南アフリカに向けて土下座である。orz

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/25/news024.html
「岡ちゃん、ごめんね」 日本、W杯決勝T進出、Twitterに"謝罪ハッシュタグ"出現 - ITmedia News

2010年5月11日

1/3の純情なGK

いわゆる「試合には出ない1-2人」の選び方って、「万が一」もしもの時にはちゃんと動ける人間を持ってくるもんだしトルシエとかのときもそのつもりだったはずと思う。まさかほんとに試合に(少なくとも現時点で)出られない人間を持ってくるとは思わなかった、っていうコントみたいな話だと思ってる。

http://www.sponichi.co.jp/top/special/paperstop/sponichitop/KFullNormal20100511112.html
スポニチ1面で見る1週間 ― スポーツニッポン新聞社

数日前あたりから「ムードメーカー枠」がどうこう言われるようになり、何かおやと思わせる感じがしていた。最初こそオシムの急な降板からの引き継ぎだったとはいえ、いわゆる「岡田ジャパン」(という言い回しは監督が誰であってもあまり好きじゃないが)というチームを作って来たはずで、今頃チームの士気をどうこうするような「ムードメーカー」をさも後付けするような話は、報道上そういう話にされてしまったかもしれないという点も差し引きつつ、それでもなおぞっとする話じゃないなと思って聞いていた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/05/07/01.html
日本代表に"ムードメーカー枠"導入(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

「ムードメーカー」と聞いて私が思い出すのは80年代後半のNPB読売巨人軍の屋台骨を支えたと言っては過言かも知れないが少なくともベンチはしっかり支えたはずの上田和明である。彼はグラウンド上でこそあまり目立った働きの無いままユニホームを脱いだが、ベンチでやたらと騒いで暴れる(何)映像は幾度となくお茶の間に届けられたために当時を知る野球ファンならまず間違いなく知っている部類の選手である。アンチ巨人に言わせれば誰もが皆「上田?ああ、あの応援団長ね」といった具合で答えたであろう、そのくらいひときわ輝く存在感を醸していた。ベンチで。

http://ja.wikipedia.org/wiki/上田和明
上田和明 - Wikipedia

それでも守備や打席につくことは何度もあったし、戦える状態であったことは疑いない。彼より優れた野手が多数居ただけのことであって、それでも「万が一」にも自分が必要だということであればいつでもグラウンドに駆け出して行く。その気構えがあってこその「ムードメーカー」だったはずである。

この「ムードメーカー」報道にちょっとおやと思ったのは、そうした「万が一」を最初から度外視したような報道が挟まっていることである。トルシエが「いつでも、(試合に出るための)準備をしておけ」と中山秋田を招集したのとは様子が違うということになる。おかしいではないか。最初から試合に出さないつもりで呼ぶならそれは本人に対して侮辱だし、呼ばれなかったその他の選手達にしても失礼であり不幸である。もちろんそうならないよう最大限敬意を払ってのことだとは思うし、いつものこれは報道のあやで、まさか岡田監督自身は本当に試合に使えないのでもよしとしてなどとはゆめにも思ってはいないだろうが、が、それでもなお、である。

http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/blog-entry-1754.html
サッカーコラム J3 Plus+  トルシエがゴン中山を召集した理由

そして昨日の代表メンバー23人の発表。岩政連れてくつってもどうせ使わないんだろとか、ガチャピン大丈夫かなコンディション間に合うのかなとか、っつかあー結構ケガ人多くね?とか、まさか矢野が、とか、色々あるにはあったけど一番の驚きは半年間ケガで戦列を離れていたGK川口能活の選出。川口は好きだし選ばれておめでとうとは思うけど、正味これはない。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/05/10/13.html
4度目のW杯は絶望的...川口、右内転筋故障(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

発表当日の裏でこんな状態になってるのに、だ。これでいいのか?ナビスコの試合には出るらしいというから大丈夫だろうと言うには言うが、あまりに楽観的すぎやしないか。

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00101176.html
J's GOAL | J'sGOALニュース | 【W杯メンバー発表!】会見での岡田武史監督(SAMURAI BLUE 日本代表)コメント(全文掲載しました)

アルビレックス新潟は昨年末の移籍市場ではそれまでの正GK北野を奪われ、補強として獲得した高木はキャンプ中に負傷離脱、已む無く第二GK黒河で臨んだ今季J1開幕も第2節でこちらも怪我でアウト。この冬だけで3人もGKを失うはめになったのだ。これでもし東口が当たりくじじゃなかったら今頃はと思うと身の毛もよだつ話である。GKを失うリスク、と言うよりも、「万が一」失ったときに払わされる代償はまず間違いなくとてつもない。1人失うだけでもかなりの分を背負わされることになるのだ。短期決戦、1年フルで戦うのとは訳が違うとはいえ、それでも川島か楢崎が練習地のスイスか南ア入り後のホテルのバスルームでオーデコロンの瓶落っことしてトラップしようとしてしくじって足怪我して動けなくなって、なんてことだって無くはない。フィールドプレーヤー20人のうち一人が怪我をするというのとは訳が違う。GKのリスクは1/20でも1/23でもない。1/3なのだ。

http://www.valencia.jpn.org/html/legend/canizares.html
サンチャゴ・カニサレス | Valencianista-バレンシアCF応援サイト-

もしこれでさらに川口のことだから、仮にそんなことになったら出られますとか強弁してしまいそうな気もするし、それでいつも通りに確変起こしてデンマーク相手に完封とかやってしまいそうな気さえする。が、よしんばそれでもし決勝トーナメント進出とかなったとしても、私は決して喜べないと思う。そんな「万が一」は、御免被りたい。

続きを読む: 1/3の純情なGK