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2009年1月13日
ガンダム00を一気見したら細部に貧乏神が見えた(何)
前の記事ではマクロについて批判したけども、ミクロな部分についての不満・失望も数多く植え付けられてしまった。おそらくこちらは、監督よりも黒田脚本についての話になるだろう。
例えば名前が変だったり、例えばどう考えても文字の入れ違いがそのまま台詞になってたり、例えば度量衡の単位がおかしかったり、例えば説明台詞が無駄に多かったり、例えば客人の立場でありながら表敬訪問をするよう主人に要求したり、例えば紛争当事者は両成敗な介入精神のはずがいつのまにか片方だけぶちのめすだけだったり、例えばおかげで紛争当事者間の片方の勢力を削ぐ様な政治層への無意識のうちに介入までしてしまったり、例えば本人たちはそのようなことには全く思考停止状態だったり、例えば戦闘はいつも力押しだったり、例えば敵の情報は常にだだ漏れだったり、例えばGN粒子による電波障害中でも都合のいい通信は受信できたり、例えばさすがは戦術予報士(笑)だったり、例えば咎(笑)は受けるよだったり、...ああもう、きりがない。っていうか日本語大丈夫か黒田。
こういう、大勢には影響がないようなミクロの部分でどうこう言うべきでは本来は無いんだが、ここまで色々とおかしいものを精査して詰めようともせず、物語の完成度を高めようという意識がかけらも感じられないこの有様では、そりゃ脊髄反射的なアンチ反応を集めて当然だよ...。よく「細部に神が宿る」とは言うが、この場合は「細部に貧乏神が宿る」だと思う。余計なアンチ反応をおびき寄せて制作陣自身を神経衰弱に追い込むというね。
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あとね。これは水島黒田どっちの比重が大きいのだろうかと迷うけど、「さすがはスメラギさんだ」に象徴されるように、ストーリー・キャラクタ描写の手法として事前にキーフレーズや記号・属性といったものを与えておいて、そいつで視聴者の印象を事前に誘導したがる、そういう脚本・ストーリーを好んで書く作風なんだと理解した。目覚ましい作戦を画面上で展開させて視聴者に有無を言わさず納得させるとか、頑なパエッタに取って代わったヤンの奇跡的な活躍、のような視覚的な戦場描写ではなく、「さすがはスメラギさん」だからすごい作戦を出してくるのだ、と視聴者に刷り込ませてから戦端を開いてやってることは棒立ちと無理押しの呆然展開。...そいつはビックリだ。っていうかGN粒子使い切ったところに大気圏降下っておいできるのかよ?バリュートでも使ったのかよ?
多分この手法は、昨今もてはやされているハーレムアニメなどの、女の子キャラにそれぞれ属性を割り振ったり特徴的な口調を与えて色づけして適当に話を進めるような環境においては、うまく適応したやりかたなのかもしれない。このキャラは幼馴染で、この娘は眼鏡掛けて委員長的、こいつは無口で〜みたいな、ある種工業的に方法論が定まっていて、だからこそあれだけ多くのギャルゲー/エロゲーが濫造されつづけているのだろうけども、それを「ガンダム00」にも持ち込んで実装しようとしたんじゃないかと推測する。いや、偏見込みなのは承知の上だけれども、ミレイナがまるでロボットのように無機的に「○○ですぅ」「○○ですぅ」と繰り返すのを聞かされて、確信しましたよ。それにしたって、幼馴染の意外な一面や普段のツンの合間に見え隠れするデレにドラマを挟むのがギャルゲー/エロゲーの一般手法だろうに、それすら生きてない気がするな00は。ギャルゲー以下かよ、おい。
...いやちがうよ、そんなことないよというならそれに足る働きをしてくれ。
出てくるキャラクタの台詞がことごとく説明的だったり空回りだったりするのは一体何なんだ。「戦争を止めることが出来ないならせめて戦術予報士になって紛争自体の早期解決を...」とか全然キャラに染み込んでない上っ面なしゃべりなんだよ。そう確信するに至ったドラマは何か無いの? 全く誰から借りてきた台詞だ。北高全祝に笑われるぞ。
おそらく初めて黒田脚本に触れたのだけれども、彼の名前はもう見たくない。「ハチミツとクローバー」アニメ版に絡んでたと聞いて、ちょっとめまいがした今日の俺です。
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