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2008年4月24日

いと醜きは、事に当たりて最低限の誠実さすら持たざる輩。

http://okame21.blog87.fc2.com/blog-entry-85.html
おいしいものが食べたい けっして「巨大災害」ではありません−新潟県中越沖地震

以下、このエントリに寄せたコメントをそのまま掲載する。

拝見させていただきました。さすが国際政治経済学部の教員とあって、あなたは数字への感性はきわめて鋭いようですが、それ以外の推察はきわめて拙いですね。何事も数字に表れないと理解ができない、数字化されない事項を読み取る能力をそもそも全くお持ちでない方のようで、哀れに思えてまいりました。日々のご苦労お察し申し上げます。

方や阪神工業地帯の一角、方や新潟の山村や地方都市と、人的、経済的規模において大きく隔たりのある地域同士であり、どちらがより「巨大災害か」ということを論じる気は全くございません。「巨大災害ではありません」はい、だから何だと言うのでしょうか。その軽い方を取り上げて「〜だからたいしたことない」と言って切り捨てるような姿勢は看過できません。

たとえ家屋本体へのダメージが少なく、「全壊」をまぬがれもしくは「半壊」でなかったとしても、家屋内の家具調度品、日用材の損耗により、日常生活の支障は極めて大きいものです。あなたのおっしゃる通り、「家の片付けもしたいだろうけれど、それは余震がおさまって水がでるようになってからにすべき。」をその通りに実行するだけでも、その間の日常生活が阻害され、被る経済的損害やストレス、疲労は決して小さくありません。その片付けができない間仕事ができない人はどうすればよいのでしょう。家の全壊/半壊ばかりが全てではありません。災害研究をされているとのことで、地震被害の現地調査等されたこともある方のようですが、人々が日常生活を乱され、苦悩する様をきちんと見られたのでしょうか。家々の崩れるのばかりを見て、現地の暮らし等どうでもよいという考えなのでしょうか。まあ、それはそれで考え方の一つかもしれません、同意はできませんが。

義捐金や公的拠出金は、そのような「日常生活への補償」的な意味もあると考えています。いやいやそんなことはない、それは民間保険の仕事だというお考えもあってよいでしょう(重ね重ね同意はできませんが)。しかし一方で、「阪神に一万円しか寄付しなかった人の場合、中越沖には20円でいいくらいの感じ」という死者数だけで地震規模や義捐金額が決まるなどというのは暴論の極みです。それぞれの地震災害で義捐金の多寡に不公平がある、という議論はまた別に存在しうると考えますが、それが方程式に変数を当てはめるがごとく簡単に決まらないからこその自然災害の恐ろしさ、難しさがあるのではないですか。あるいはそれを導きだすためにあなたの研究活動があるのではないのですか、死者数だけが変数であるという結論はどのようにして導かれたものなのでしょうか。ぜひ一度お伺いしてみたいものです。さぞ多くの現場をご覧になった上でそのようなお考えをお持ちになったのでしょうが、地震で亡くなったわけでもなくこれからも生きていかなければならない人びとからすれば、そんな偏屈が取材や研究に来ていたのだ、などと知ったらさぞやたまったものではなかったでしょうね。

また、他エントリで「中越地震があったのに、水や食料の蓄えを持ってない新潟の人はおかしい」とあります。その備えの無さ自体は確かにご指摘の通りですが、一方で緊急時の医療態勢の見直しや流通体制の拡充等、少しずつですが教訓が生かされた事例もあります。一例だけを見て軽々に判断するような軽卒さは厳に戒めるべきかと思いますが、いかがお考えでしょうか(http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070719/130174/, http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070830/280797/, http://www.jst.go.jp/shincho/db/seika/2005_s/2005_s_18/2005_s_18_niigatacyuetsujishin/2005_s_18_niigatacyuetsujishin_1_4_3_3.htm など。他にもTVニュース等でいくつか散見しましたが、確認できませんのでいずれも出典は不明です)。もちろん、いずれの取り組みもまだまだ途上で改善の余地は大いにあるでしょうが、その時々の教訓を取り入れて一歩ずつでも進歩させていくことこそが肝要であり、あなたのように一面的な見方だけでダメ出しをしてすました顔をしていられるようなものではないはずです。

そうそう、建築基準法が見直され耐震性能の強化が計られたのも阪神大震災の教訓があってこそですが、それは無視なのですかね。(http://www.architects.jp/code.html) それに、自衛隊の出動もすぐにできましたしね。

これらの指摘はあなたの下にもおそらく既にたくさんの方がされたことかとも思われますし、釈迦に説法いや失礼、馬の耳に念仏かもしれませんが...。あなたの考え方は非常に寒気がします。冷徹、緻密かつ現実的な計算に基づいたものならまだしも、結論に至る判断材料や思索の筋があまりに未熟で幼稚です。ある現象に対し複数の見方が起こりうるであろうことを全くの決め付けで切って捨てるなど、物事に当たるに必要最低限の誠実さも感じられません。

このような思考で教壇に立たれているのかと考えると、お節介ながら、あなたのゼミの学生たちがこのような一面的かつ皮相な物の見方に毒され、未熟なまま社会に出て行くかもしれないことが非常に心配になります。彼らのために、まずあなた自身がもう少しお勉強された方がよいのではないでしょうか。

このお節介心が余計なお世話であることを切に祈ります。それでは。

(この投稿はそのまま私のblogにて投稿致します。URLはご自分でお探しください。トラックバックも打ちません。あなたのような唾棄すべき存在からリンクが貼られるかと思うと反吐が出ます。)

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下書き出来た。 青山学院大学  学長 伊藤定良様  国際政... 続きを読む

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